西鉄18年3月期決算 不動産は販促費の増加で減益へ
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西日本鉄道(株)が9日、2018年3月期決算を発表した。同期(連結)は売上高3,751億円、営業利益204億円と増収増益をはたしたが、スーパー店舗の減損損失などから当期純利益は5.1%減の115億円となった。
不動産業が60億円増、物流業が68億円増、さらにレジャー・サービス業が47億円増と増収を牽引。営業利益では運輸業、不動産業、流通業が前期割れするなかレジャー・サービス業、物流業が大幅な伸びを見せた。不動産業で増収減益となった要因は、分譲販売区画数が前期比36区画増の526区画となったものの、分譲マンションの販売促進に関する費用が増加したことなどから減益となった。「ソラリア西鉄ホテル京都プレミア三条鴨川」の開業、「マリンワールド海の中道」のリニューアルなどにより、レジャー・サービス業は大幅な増収増益となった。物流業は、アジアを中心に国際物流事業の取扱高が増加したことが業績を牽引した。
19年3月期の見込みは、売上高3,932億円、営業利益205億円。引き続き、不動産業は増収減益、物流業、レジャー・サービス業は増収増益となる。なお、経常損益は減益となるほか、建替えを検討している福ビル街区のテナント移転補償費用など特別損失の増加などから当期純利益は7.5%減の107億円を見込む。
【永上 隼人】
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