パナソニックホームズ、防火サッシが大臣認定不適合

対象となった防火サッシ

 

　パナソニックホームズ（株）（本社：大阪府豊中市、松下龍二社長）は29日、同社および販売施工会社が施工した建物に用いた防火サッシが、国土交通大臣認定に適合していない仕様であったことが判明したと発表した。

　対象となった防火サッシは、「アルミ樹脂複合段窓（たてすべり＋FIX）」と呼ばれるもの。2017年7月以降、13都道府県の完成建物65棟に用いられていたといい、特定行政庁による調査の結果、9棟で用いられたサッシが、防火仕様として内部が加熱発泡材や金具で補強された障子枠を用いるべきところ、補強がされていない一般仕様の障子枠にて引き渡されており、建築基準法で求める遮炎性能を有していないことが確認されたとしている（18年5月28日時点）。

　同社は原因として、「サッシの発注用に使う社内データを作成時に、窓枠が防火仕様ではなく一般仕様で発注されるようになっていたことによる入力ミス」といい、「国交省および特定行政庁からの指導とお客さまの意向のもと、説明の上、迅速に適合品への無償交換を実施する」としている。

　対象商品・問い合わせについては以下の通り。

名称：アルミ樹脂複合段窓（たてすべり＋FIX）
国土交通大臣認定番号：EB-2074
建物出荷時期：2017年7月28日～2018年3月2日
建物引渡時期：2017年9月30日～2018年5月12日

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