九州大学、持田製薬と共同研究事業を開始
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九州大学(所在地:福岡市西区、久保千春総長)は6月1日、持田製薬(株)(本社:東京都新宿区、持田直幸社長)と、同大学先端融合医療創成センター(赤司浩一センター長)内に「創薬アセット応用共同研究部門」を設置。組織対応型連携の研究事業として、基礎研究の成果を実用化につなげる共同研究事業を開始すると発表した。
期間は6月1日から3年間。新薬創製の成功確率は 3万分の1といわれ、難易度が年々高まっているといい、長期間の研究開発により、莫大なコストが必要となっている。今回の共同研究では、同大学の研究資源とネットワークをフル活用し、持田製薬が有する創薬アセット(研究成果物)の橋渡し研究を強力に推進。画期的な新薬創製につなげる創薬研究開発の合理化を目指した研究を行う。
研究拠点となる先端融合医療創成センターは、医薬分野と他分野との医療に関する先端的融合研究の実施と、研究分野における産学官連携およびオープンイノベーションを推進。人々の健康維持と安心・安全な社会の実現に資することを目的として、2009年8月に設立された。持田製薬も、オープンイノベーション推進による創薬研究の加速ならびに開発パイプラインの充実に向け、積極的に取り組んでいる。
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