(株)サカイ引越センターの奈良支社および奈良南支社で、顧客から引き取ったエアコン957台をリサイクルせず製造業者以外の者(いわゆるスクラップヤード業者)に有料で引き渡していたことが判明した。
経済産業省および環境省は12日、家電リサイクル法第16条第1項に基づき、同社に対し、排出者から廃家電を引き取ったときは、製造業者等に当該廃家電を引き渡すべき旨の勧告などを行った。
エアコンはリサイクルが義務付けられており、顧客から引き取る際、リサイクル料金が発生するが、同社の奈良支社と奈良南支社では13年4月頃から今年4月にかけて、エアコン957台を金属スクラップ工場に1台あたり3,000円ほどで売り渡していた。この事件に関与した従業員は37名にのぼるという。
これを受けて同社の広報担当者は「今後このようなことがないように管理の徹底を行っていく」とし、まずはすべての従業員に一斉メールをし、注意喚起を促す方針だという。
筆者も数年前、同社に引っ越しを頼み、エアコンの移設を頼んだ。対応がものすごく良く好印象だったのだが、今回の横流し事件でコンプライアンスの徹底がなされていないことがわかった。
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