ミズホメディー、25年12月期中間の業績予想を下方修正　コロナ流行の鈍化が影響

　23日、（株）ミズホメディー（本社：佐賀県鳥栖市、唐川文成代表）は2025年12月期中間決算の連結業績予想を下方修正すると発表した。感染症検査関連製品の売上が当初計画を下回る見通しとなったことが大きな要因となった。

　発表によると、連結業績予想は、売上高が従来見通しの53億300万円から39億5,900万円（25.3％減）へと大幅に減少。営業利益は19億300万円から13億6,700万円（28.2％減）、経常利益は19億1,400万円から12億3,500万円（35.5％減）、中間純利益は14億円から9億2,100万円（34.2％減）にそれぞれ引き下げた。

　理由については、レンサ球菌咽頭炎（StrepA）やノロウイルス等の一時的な感染拡大による検査需要の増加があったものの、新型コロナウイルス感染症流行が当初の想定よりも小規模であったことなどをあげた。

　また、　通期（1～12月）の見通しについても当初計画を下回る見込みであるとして、売上高は115億6,500万円から90億6,400万円（21.6％減）、営業利益は44億3,200万円から31億6,400万円（28.6％減）、経常利益は44億5,000万円から30億3,800万円（31.7％減）、当期純利益は32億3,100万円から22億3,500万円（30.8％減）にそれぞれ下方修正した。

【寺村朋輝】