福岡市、民泊に関する苦情が急増~間違えられた部屋も
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17年度は前年度比76.0%増
近年の観光客数の増加にともない、高まっている宿泊需要。その受け皿として民泊が注目されている。しかし、民泊施設の増加とともに周辺住民からの苦情も増えている。
福岡市保健福祉局 生活衛生課によると、市に寄せられた民泊の苦情・相談は2017年度が169件。前年度の96件から76.0%増加している。内訳(複数回答)は、多い順に「見知らぬ人が出入りして不安」が62件(前年度38件)、「騒がしい」が49件(同26件)、「衛生面が不安」が34件(同21件)だった。このほか、特筆すべきものには、民泊の利用者が部屋や駐車場を間違えられたというものもあるという。
福岡市が許可した民泊施設は17年度が99軒だったが、今年9月末時点では230軒にまで増加。さらなる苦情、トラブルの増加が予想される。市は、各区の保健福祉センター衛生課に相談窓口を設け、違法な施設についての情報を求めている。市は、提供された情報を基に調査を実施し、違法の実態が確認された場合は、営業中止の指導を行うとしている。
【山下 康太】
▼関連リンク
・いわゆる民泊の苦情や相談窓口について(福岡市HP)関連記事
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