鹿児島県伊佐市で10月23日に起きた火災で、消防車が水を積まずに出動していたことがわかった。伊佐湧水消防組合は消防長ら5人を処分している。
伊佐湧水消防組合によると、消防車が火災現場に到着して消火活動をしようとしたが、ホースから水が出なかったために約300m離れた川の水をくんで放水を開始した。これによって放水開始が5分ほど遅れたという。
火災は1時間20分で鎮火。住宅と倉庫が全焼したが、住人の女性(79)にけがはなかった。組合は放水の遅れが消火活動に影響があったかどうかは「わからない」としている。
水を積み忘れた原因について同組合の赤池俊朗次長は「10月17日、消防車の走行中にエンジンが故障したため、レッカー移動が必要となり、水を抜いた。19日に修理が終わったが、水を入れ忘れ、毎日の点検でも確認を怠っていた」とし「プロとしてあるまじきミス。再発防止に努めたい」と話した。
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