2024年04月27日( 土 )

鉄筋先組工事に対応する鉄筋継手の施工と品質管理~鉄筋継手研究会

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吉野次彦氏の講演風景

 九州地区における鉄筋継手の施工会社らで運営する「鉄筋継手研究会」(事務局:福岡県大野城市、河村貴夫事務局長)は12月3日、定例の研究会を福岡国際会議場で開催した。

 研究会開催の目的は、建築構造物の設計・施工・監理に携わる者同士で情報を共有し、正しい鉄筋継手への理解を深め、最新の鉄筋継手技術を活用したトータルコストダウンを追求すること。また同研究会は建築工事の入札などに求められているCPD(継続職能研修)認定プログラム3単位が受講できるなどのメリットもある。

 講演の第1部は講師として(社)日本鉄筋継手協会特別会員の吉野次彦氏が登壇し「鉄筋溶接継手工事、品質施工管理のポイント」をテーマに講演。先組み鉄筋における施工と品質管理のポイントについて重点的に説明した。
第2部はジャバラユニット工法について(株)高倉工務店代表取締役社長の高倉敏博氏が講演。たくさんの施工例を基に同工法の利用法を受講者に伝授した。

ジャバラユニットの施工方法を説明する高倉社長
ジャバラユニットの模型 

 また、会場にはジャバラユニットの模型や継手不適合品の見本が展示されており、受講者は興味深そうに構造や動きを観察していた。

 研究会は年2回開催されている。興味がある方はぜひ参加してみてはいかがだろうか。

【道山 憲一】

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