2024年04月18日( 木 )

26日発見の技能実習生、死後1カ月と判明~死因は溺死

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 福岡県警久留米署は28日、同県久留米市城島町のクリークで26日に遺体で発見された中国人技能実習生唐广鑫さん(23)の死因が溺死とみられると発表した。腐敗の進行やクリーク内の水温を考えて死後1カ月程度経過しているという。

 唐さんは1日夜に行方がわからなくなる直前、徐和キン(偏は矢の上二画にカタカナのモ、つくりは欠)さん(22)も含めた知人数人で飲酒を交えて飲食を共にしていたこともわかっている。徐さんは同日夜に同じクリークで意識不明で発見され、その後肺炎で亡くなっている。

 徐さんが発見された現場近くに停車していた中型バイクは徐さんの仕事を通じた知り合いの持ち物だった。警察の調べに対し、この知人は「勝手にもっていかれた」と述べている。徐さんと唐さんは運転免許をもっていなかった。

 署では、何らかの理由で水路に落ちた徐さんを、唐さんが助けようとして溺れた可能性もあるとみて捜査を続けている。

【小栁 耕】

関連記事