2024年04月27日( 土 )

三省製薬、竹幹表皮エキスを配合した化粧品「yameKAGUYA」を開発

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 三省製薬(株)(本社:福岡県大野城市、陣内宏行社長)は、美白成分「竹幹表皮エキス」を配合したエイジングケアシリーズ「yameKAGUYA」(やめかぐや)を開発した。福岡県の支援事業「福岡県新製品・新技術創出研究開発支援事業」で、九州大学との共同研究で開発されたもの。竹幹表皮エキスに美白作用をもたらす成分が含まれていることがわかり、県からの提案を受けて開発・商品化に至ったとしている。

 原料となる竹は、(株)主計物産(本社:福岡県八女市、主計高広社長)が無農薬栽培で管理する八女産の「モウソウチク」を使用。竹1本からわずか300gほどしか採取できない、幹のごく薄い表皮だけを手作業で削り出し、この竹幹表皮から取れる美白成分原料(エキス)を独自製法で抽出。精製過程でアレルギー成分を取り除き、各種天然成分を最適な配合で加えることに成功した。

 

原料となる竹幹表皮は、一本一本手作業で削り取られている

 

 「yameKAGUYA」シリーズは、フェイスウォッシュ、フェイシャルエッセンス、ボディソープ、ボディローションの4アイテムで、全品無香料・無着色。商品パッケージのデザインにも力を入れており、福岡県デザイン協議会主催の「福岡デザインアワード」に入賞している。

 

「yameKAGUYA」シリーズのラインナップ(左から順に、フェイスウォッシュ、
フェイシャルエッセンス、ボディソープ、ボディローション)

 

 2月15日から東急ハンズ博多店で1カ月間限定で出店・販売し、現在はECサイト「よかもん市場」に出品中。今後は県産品としての認知度拡大を目的に、主計物産を通じて八女市のふるさと納税返礼品として提供する話を進めているほか、八女市の物産館やKITTE博多ビル2階にあるアンテナショップ「DOCORE(どぉこれ)」への出品も検討している。

【三省製薬のコメント】
「当社では商品開発の請負も行っており、お持ちの素材や、「yameKAGUYA」のような地域の特産品を用いた化粧品・医薬部外品のODMを、原料開発から商品製造まで一貫して承ります。ニーズに合った有用性の高い化粧品原料の開発と、その成分の力をしっかり届ける、高い効果を発揮する商品の開発を、安全性と品質も厳しく見極めながら行います」

【長谷川 大輔】

▼関連リンク
三省製薬HP
よかもん市場

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