【BIS論壇】知識の社フォーラム

 NetIB-Newsでは、日本ビジネスインテリジェンス協会理事長・中川十郎氏の「BIS論壇」を掲載している。
 今回は3月3日の記事を紹介する。

参議院議員会館 イメージ    さる2月24日、参議院議員会館会議室で「知識の社フォーラム・外国人雇用問題サポート協議会」が開催され、「知識の社」理事長・松島秀夫氏より来賓挨拶を依頼された。退院後3日目ではあったが、非常に興味ある内容だったので参加した。

 パネリスト挨拶は、有名な国際政治経済学者で外国人雇用問題サポート協議会代表評議員の浜田和幸・元国会議員が「外国人労働者問題についての現状と今後の見通し」について有益なお話をされた。

 さらに映画監督・元東京情報大学教授の伊藤敏朗氏が「映画製作を通じてのネパールとの交流」について興味あるご講演をされた。

 筆者は総合商社勤務時代5年間にわたり、インド・ニューデリーに駐在。しばしばネパールにも出張。帰国後も何回かネパールを訪問。ネパールでは紅茶ビジネスや水力発電所建設商談にも関与。また日本ネパール会のババン・バッタ会長(BIS国際顧問)とも長年の親交あり。かつ筆者が理事長を仰せつかっている「国際伝統・新興医療融合協会」創設者のニューヨーク医科大学故広瀬輝夫教授もバッタ氏の手配でネパールを訪問。薬草の宝庫、ヒマラヤを視察。当時の大統領と1時間にわたり、伝統医療について意見交換されたことなど懐かしく思い出す。

 今後日本は機械などハードでの輸出は競争力なく、文化や健康医療、日本の得意な介護分野、さらには映画、映像、絵画、音楽、舞踊など文化面のソフトパワーで世界に貢献すべきだ。伊藤監督のさらなるご活躍を期待したい。ちなみに伊藤監督には次回BIS情報研究会でのご講演を依頼し、快諾を得ている。

 次にご発表の日本国際経済文化機構理事長の黄実氏は中国から留学時のカルチャーショックについて話された。日大芸術学部卒で日中文化交流に尽力されている。同氏とは2018年、山東省濰坊市での日中韓貿易会議に鳩山由紀夫元首相のお供で、筆者も参加・講演したことでご縁があり、数年ぶりの再会を喜んだ。

 グローバルヒューマニー・テックの久木野光・取締役業務本部長は「人材ビジネスに特化した事業をつうじた人口トレンドと今後の政策について」、長島義明・スピナー社長は「24時間体制で高齢者の在宅生活支援」、内藤智子・カインドネスケア社長は「介護・福祉分野を中心とした人材支援」について有益な講演をされた。

 2018年秋、BIS会員15名からなる経済・健康・介護研究ミッションを中国天津に派遣。中国との介護分野の協力について会議をもった。日本の少子高齢化社会での介護のノウハウは、今後日本同様に高齢化が加速する中国、韓国などにも有効で、日本としては介護ソフト分野で中国、韓国、アジアに貢献できるはずで、介護分野でのアジアでの活躍に期待したい。


<プロフィール>
中川十郎(なかがわ・ じゅうろう)

 鹿児島ラサール高等学校卒。東京外国語大学イタリア学科・国際関係専修課程卒業後、ニチメン(現:双日)入社。海外駐在20年。業務本部米州部長補佐、米国ニチメン・ニューヨーク開発担当副社長、愛知学院大学商学部教授、東京経済大学経営学部教授、同大学院教授、国際貿易、ビジネスコミュニケーション論、グローバルマーケティング研究。2006年4月より日本大学国際関係学部講師(国際マーケティング論、国際経営論入門、経営学原論)、2007年4月より日本大学大学院グローバルビジネス研究科講師(競争と情報、テクノロジーインテリジェンス)。

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