2024年03月19日( 火 )

イオン、「インナーカジュアル」分社化へ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 イオンリテールはGMS改革を進めて、売場の専門化に取り組んでいる。

 そのなかから、キッズ・ベビーの「キッズリパブリック」、ヘルス&ビューティケア「グラムビューティーク」、ホームファッションの「ホームコーディ」、そして今回紹介するインナー・カジュアルウエアの「インナーカジュアル」を、来年に専門店事業として分社化する予定だ。

インナーカジュアル

 インナーカジュアルは最も後発で、昨年10月、「イオン船橋店」に1号店をオープン、従来の売場と比べて客数は倍増、売上も1.5倍と急増した。

 その後、「イオンスタイル」店舗のリニューアルや新店で、「大日」「板橋」「津南」「成田」「岡山青江」と次々オープン、8月4日にオープンした「イオンスタイル河辺」に、7店舗目となる最新店舗を設けた。

 売場面積は、600坪、500坪、400坪、200坪と異なり、これからも店舗に合わせて展開していくが、商品構成や売場効率も考えてメインは400坪になりそうだ。

 売場は黒を基調にしたシンプルテイスト、什器は既成のものを採用、ヴィジュアルプレゼンテーションは、マネキンも使うが、写真が中心でコストを抑えている。

 陳列方法も折りたたむといったメンテナンスが不要のフック掛けやハンガーで手間を省き、店舗業務の効率化も進めている。

 インナーウエアでは取り扱う商品が吸湿・速乾・保温といった機能性の「ピースフィット」など、イオンのPB.「トップバリュ」が中心で価格も安い。PBアイテムは現在半数程度だが、25年度まで9割程度まで高める計画だ。

 イオンリテールでは、今後、すべてのインナー売場をインナーカジュアルに転換することを計画しており、来年の分社化により、さらに展開に弾みがつきそうだ。

流通メルマガのご案内

 流通メルマガは沖縄を除く九州地区の食品スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストアなどの小売業の情報を、土日祝日を除く毎日タイムリーに配信しています。現在、1カ月間に限り、無料で配信させていただきます。無料試読希望者は、下記のメールフォームからお申し込み下さい。
※「流通メルマガ」試読申し込みフォームはコチラ >>

関連キーワード

関連記事