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2020年02月07日 10:00

【V・ファーレン長崎】サッカーを通して長崎の地域活性に尽力する(後)

(株)V・ファーレン長崎 代表取締役社長 高田 春奈 氏

 ――「長崎スタジアムシティプロジェクト」について、想いと現状の進捗についてお聞かせください。

 高田 「長崎スタジアムシティプロジェクト」は、リージョナルクリエーション長崎が行っています。よって私たちは後方支援という立場で関わっていきます。

 たとえば同社は、今年から長崎の名所である稲佐山公園・長崎ロープウェイの指定管理者となります。稲佐山に多くのお客さまにお越しいただくためのイベントなどの施策を計画し実行する。そして、スタジアムシティと連動させることで、より長崎県全体が盛り上がるような地域活性の事業推進を行っていきます。このためにはジャパネットグループだけでなく、各スポンサーなどあらゆるかたちでご支援いただいている企業へ、V・ファーレンそして、スタジアムシティに対してもご支援いただくための取り組みを行っていくことが大切です。

 スタジアムシティは、V・ファーレンのホームスタジアムであるとともに、ゲームの有無にかかわらず、常に楽しんいただける空間となり、長崎県の創生の大きなコンテンツになるよう、スポーツ・地方創生事業を一緒になって進めていければと思います。

 ――今シーズンのトップチームのマネジメントについてはいかがでしょうか。

 高田 今シーズンの編成体制は固まっております。新加入選手は、新卒の高校・大学生とも相応の結果を残しており、移籍選手についてもこれまですばらしい実績を積んできた選手たちです。リーグ戦などゲームでのパフォーマンスとともに、当クラブの掲げる理念である「正々道々」正しい道を行くこと=フェアプレーの精神、平和的精神を理解し、クラブ一体となって体現してもらえる体制にしていきたいと思います。

 ――トップチームと関連して、アカデミーおよび育成部門の強化についてもお聞かせください。

 高田 育成は、3年前にアカデミーダイレクターに松田浩氏、ヘッドオブコーチングに森保洋氏が加わり、アカデミー・育成を強化し今日に至ります。それまでは、次世代の有能な選手は長崎県外のクラブのアカデミーに加入することが多くありました。

 松田・森保の体制となってから、少しずつですが県内の有能な選手が当クラブのアカデミーへ加入してもらえる傾向になってきています。アカデミーのスタッフが地道に活動したおかげです。

 当クラブのアカデミーは、次世代のサッカー界を担う人材育成もさることながら、1人の人間として成長することに主眼を置いています。将来社会に羽ばたいたときに、「V・ファーレンのアカデミーで人として成長させてもらった」となる育成を目指しています。もちろん、新スタジアムが開業する2023~24年までに、当クラブのアカデミー出身の選手が1人でも多くトップチームで活躍していることも目標です。

 ――最後に、今シーズンの抱負をお願いいたします。

 高田 まずは、J1昇格です。やはりプロスポーツですので、結果で表すことです。そしてJ1で安定した結果を残せる体制をつくり上げ、J1優勝争い、そしてリーグ制覇とステップアップしていくためには、今後もクラブが一体感を高めて、サポーター・ファン、スポンサーなどご支援いただく方々、長崎県全体の周りとの連携・連動をより進化させていく必要があります。

 個人的に大切にしたいのは、「コミュニケーション」です。オープンな風土を醸成し、これまで以上にクラブ内外の皆さまとコミュニケーションを深め、自身の意思を発信するとともに、周りの方がどのようなことを求めているのかをくみ取って、相互理解を促進していきたいと思います。

(了)
【文・構成:河原 清明】

<プロフィール>
高田 春奈(たかた・はるな)

 1977年5月、長崎県生まれ。2001年国際基督教大学卒業後、ソニー(株)入社。秘書、人事の経験を経て、05年ジャパネットたかたの人材開発を担う(株)ジャパネットソーシャルキャピタルを設立。10年広告代理店エスプリングアジャンスを設立し代表取締役就任。15年ジャパネットホールディングス取締役、(株)ジャパネットメディアクリエーション代表取締役社長に就任。18年からは(株)V・ファーレン長崎上席執行役員に就任し、広報部門・管理部門・運営部門などの責任者を歴任。

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