2024年12月10日( 火 )

れいわが山口4区に候補者擁立を宣言、安倍首相に宣戦布告

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 

 れいわ新選組の山本太郎代表は6日、次期衆院選で安倍晋三首相選出の山口4区(下関市・長門市)に候補者を擁立することを明言した。下関駅前で、報道陣の質問に答えた。

 同選挙区での候補者擁立について意向を問われた山本氏は、「もちろん立てます」と明言。「私たちは政権交代を目指して旗揚げした。当然、礼儀としてこの国のトップの選挙区では、私たちもその選択肢、受け皿として候補者を立てたい」と意欲を見せた。

 自身がその候補者になるかについては、「私がどこに立つかに関しては何も決まっていない」とした。

 れいわは1月末、消費税5%で野党共闘ができない場合に独自候補を擁立する100選挙区を発表している(「2020 れいわ新選組 活動方針」)が、中国地方は広島2区のみで、山口4区は含まれない。この点について山本氏は、「あくまで、参院選の得票を衆院小選挙区に割り振っていった場合。その通りに立てるわけではない」と説明した。

 ほかの野党と消費税5%で合意できた場合については、「野党統一候補でもいいんじゃないか」と述べるとともに、「野党共闘と言っても、なかなか候補者を立てられないでしょう」と観測する。「ほかの野党の考える候補者と私たちが考える候補者のなかで、一番勝利に近付く人が候補者となるだろう。一方で、単独でやる場合には、私たちは必ず立てたい」との考えを示した。

 山口4区では、現在の小選挙区制導入時の1996年に旧民進党が現職の古賀敬章氏を立てて落選して以来、共産党以外の野党は新人を立てたり立てなかったりしながら大差で敗北している。

<プロフィール>
高橋 清隆(たかはし・きよたか)  

 1964年新潟県生まれ。金沢大学大学院経済学研究科修士課程修了。『週刊金曜日』『ZAITEN』『月刊THEMIS(テーミス)』などに記事を掲載。著書に『偽装報道を見抜け!』(ナビ出版)、『亀井静香が吠える』(K&Kプレス)、『亀井静香—最後の戦いだ。』(同)、『新聞に載らなかったトンデモ投稿』(パブラボ)、『山本太郎がほえる〜野良犬の闘いが始まった』(Amazonオンデマンド)。ブログ『高橋清隆の文書館』

▼関連リンク
山本太郎が国債による生活救済を主張、「消費税で保育無償化は狂ってる」
桜を見る会から一転~桜散る安倍政権

関連キーワード

関連記事