2024年04月20日( 土 )

シノケン、19年12月期は減収減益~ゼネコンは好調を維持

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 シノケングループは、14日、2019年12月期(連結)の決算発表を行った。同期の売上高は957億8,600万円(前期比14%減)、営業利益は97億5,400万円(同17.6%減)、経常利益は90億1,800万円(同15.7%減)、当期純利益は58億7,500万円(同20.7%減)を計上。減収減益となった。

 アパートメント販売を手がける不動産セールス事業は、個人向け融資審査の厳正化などの影響を受け、前期比27%減の568億3,600万円を計上。セグメント利益は同28.2%減の64億5,600万円となった。

 ゼネコン事業は、既存顧客からのリピート受注に加えて、新規の受注も増加したことから好調を維持。売上高は186億5,800万円(同10.7%増)、セグメント利益16億4,900万円(同6.7%増)と増収増益となった。このほか、管理を受託している物件の入居促進などを手がける不動産サービス事業やエネルギー事業なども増収増益をはたしたことで、不動産セールス事業の落ち込みをカバーした格好となった。

 20年12月期(連結)は、国内REITの組成・運営に必要な認可を取得したことにともなう、主に東京23区内に所在するグループの賃貸住宅不動産を投資対象とした私募REITを組成する等の新たな販売チャネルの活用、インドネシアでの事業展開などにより、売上高1,020億円、営業利益105億円、経常利益100億円、当期純利益70億円の増収増益を目指す。

【代 源太朗】

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