2024年04月26日( 金 )

新宿区が夜間から早朝営業の店舗利用自粛を要請

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 新宿区は3月31日、夜間から早朝にかけて接客をともなう飲食店舗について、利用を自粛するよう要請した。
 東京都の小池百合子知事が30日夜に行った緊急記者会見の内容を受けてのもの。ライブハウスや興行場等については、「ほかの自治体で感染事例が報告されている」ことから、27日に自粛を要請している。

 新宿区の担当職員は取材に対し、「新宿区は多くの人が集まる街で、都が示した“三密”に該当する店舗が数多くある。区としてもこれ以上の感染拡大に危機感をもっており、不要不急の外出を控えるよう呼びかけた」とコメント。自粛要請期間については、「感染の拡大が収まり、状況が改善されるまでの間」とし、厚労省や東京都などと連携して判断するとしている。

 外出自粛要請にともない、とりわけ“三密”に該当する多くの店舗に影響が出ることが予想される。これについては、「今回の自粛要請を受けての支援策などは考えていない」としつつ「これまでに公表している一般的なスキームに該当すれば受け付ける」と話した。

 区の職員は「あくまでも利用自粛であり、“三密”に該当する各店舗の営業そのものを止めるのは厳しいと考えているが、これをきっかけにほかの自治体にも同様の動きが広がれば」と話している。

【長谷川 大輔】

関連記事