菅義偉官房長官が自民党新総裁に選出～16日に菅内閣発足

　自民党は午後2時からの両院議員総会で安倍首相の後任を選ぶ総裁選を実施し、菅義偉官房長官が1回目の投票で過半数の票を獲得して新総裁に選出された。任期は安倍氏の残りの2021年9月末まで。

　各候補者の得票数は以下の通り。

石破　茂　議員票　26票　 地方票　42票　計68票　
菅　義偉　議員票　288票　地方票　89票　計377票　
岸田文雄　議員票　79票　 地方票　10票　計89票　

　今回の総裁選では党員投票を実施せず、国会議員票（394票）と地方票（141票）で争われた。党内から党員の意見を聞くべきという声が寄せられたため、執行部が地方に判断を委ねたところ、ほとんどの都道府県の地方支部が予備選を実施した。

　菅氏は国会議員および地方組織の過半数の票を獲得し、広範な支持を得ていることを示した。

　菅新総裁は明日15日には幹事長など党四役を選び、新執行部を立ち上げる。

　16日午前に安倍首相が内閣を総辞職し、午後、衆参両院の首相指名選挙で菅新総裁氏が首相に選出され、菅内閣が発足する予定だ。

【茅野　雅弘】