2024年04月28日( 日 )

元銀行員による資金繰り指南 クライアントと銀行の関係構築をサポート

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ハラトータルオフィス(株)

 ハラトータルオフィスが掲げるキャッチコピーは、「銀行交渉が苦手な経営者向けのコンサルタント」――銀行員という融資する側の立場で16年、現在の借りる側の立場で13年と30年近くにわたって、銀行取引関連の業務を行ってきた同社の原真一代表は、銀行勤務の経験をいかし、福岡市内で中小・零細企業向けのコンサルティングを行う。

 「金融機関側と顧客側のどちらの立場、考えも理解していると自負しております」と語る原氏が、もっとも重視するのは「資金繰り」だ。これまで、不動産や建設、介護、飲食、アパレルとさまざまな業種で資金繰り、財務改善のサポートを行ってきた。銀行などの金融機関との交渉・連絡などをすべて代行している。さまざまな経営課題を経営者と取引金融機関と同じ目線で共有したうえで、その会社が持つ強みを最大限活かすサポートを目指す。

 コンサルティングの基本姿勢は、代表者の経営に対する取り組み姿勢を金融機関にしっかりと伝えること。そのため、資金繰りの課題を経営者と一緒に考えることが大事だという。

原 真一 代表

原 真一 代表 コロナ禍で、世界的に経済が低迷しています。業績低迷に悩む経営者がいる一方で「不況こそチャンス」ととらえ、できることから動き出そうと考える経営者の方もいるはずです。コロナ禍におけるセーフティネットや日本政策金融公庫の特別融資では、ほとんどの業種で融資を受けられたこともあり、事業者の皆さまは当面の資金繰りをしのぐ調達ができたのではないかと思います。その当時はとりあえず、当面の資金を確保し、コストを圧縮することが最優先でしたが、資金が一通り行き渡った今は、数年先に会社が生き残れるよう、実践していく局面であると思います。

 運転資金でありながら元金の据置を最大5年も可能にした、通常では考えることのできない破格の条件での融資であり、その元本返済が猶予される数年間に新たな事業を展開するのか事業の規模そのものを見直すのか、それを考え実行に移す時間が元本の猶予期間であると思います。減少した売上を悔やんでも、コロナウイルスを憎んでも業績は回復しません。私は、資金繰りが安定しないと営業面での好成績にはつながらないといつも考えています。資金繰りを安定させる「裏技」はありませんし、融資を受けられる「裏技」もありません。ただ、実態を把握すると何らかのヒントは必ず見つかります。いくら資金を多く調達できても、自社の課題を見つけ、利益体質にして、取引金融機関からの信頼を得ないと経営は楽にはなりません。

 当社は代表者さまとともに悩み、考えていくコンサルティングを信条としております。会社が生き残れるよう自社の弱点を埋め、そして強みをより発揮できる体質へと変革していく、そのお手伝いを当社は行ってまいりたいと考えております。

ハラトータルオフィス

<プロフィール>
原 真一
(はら・しんいち)
1969年8月宮崎県児湯郡高鍋町生まれ。大学卒業後の92年4月に西日本銀行(現・西日本シティ銀行)入行、本店や支店での勤務を経験、2007年11月退社。08年4月、ハラトータルオフィス(株)を設立。代表取締役に就任した。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:原 真一
所在地:福岡市東区香椎照葉3-2-7
設 立:2008年4月
TEL:092-665-5130
URL:https://www.haratotal.com

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