2021年12月09日( 木 )
by データ・マックス

中国政府による中国人「カジノ世界ツアー」禁止の動き

 本日掲載の「【IR福岡誘致開発特別連載26】中国政府のカジノ観光客囲い込みと致命傷を負うIR長崎」では「 中国政府が自国民のカジノ観光客を規制し、国外に出さずに囲い込む方針を打ち出した」ことに触れている。

 この「マカオ囲い込み」の動きは昨年8月頃から目立ってきた。世界を駆けめぐる中国人ギャンブラーはピーク時には1,000万人を超えていたという。ギャンブラーたちが稼いだ金を中国に持ち帰るのであればプラスになるだろう。だが大半は負けて大金を失うか、儲けを外国に“隠す”のがおち。「マカオで遊べ」という政府の命令に従わなければ、2度と出国できなくなるのは間違いない。

 当然、世界のカジノを股にかける中国人ギャンブラーを相手にする中国資本のカジノが営業を始めた。カンボジア、フィリピン、オーストラリアのカジノは大がかりな仕掛けがあることで有名。中国政府は各国で運営している中国系カジノに対し、閉鎖などを命じているようだ。要は「稼いだ資金を中国本土へ持ち帰れ!」という命令である。

米の「最終的経済封鎖」に対する防衛か!

 中国政府がなりふり構わず中国本土への資金回収を強行するのはなぜか?現在、外貨が不足しているとは思えない。根本的な理由は「きたるべき米との“激突時期”における本格的な経済封鎖に対応するため」と専門家は解説する。ちなみにカンボジアにおけるカジノ資金は日本円で10兆円を超えるといわれている。

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