2022年05月19日( 木 )
by データ・マックス

各人が専門性を高め 唯一無二の法律事務所へ

明倫国際法律事務所

地域の中小企業に適正価格で深いサービスを

 明倫国際法律事務所は、知的財産業務と海外業務において専門性を有する九州唯一の法律事務所として田中雅敏代表弁護士が2010年に設立し、2020年に10周年を迎えた。設立当初から地場の中小企業にリーズナブルな価格で専門性の高いサービスを提供することをコンセプトとしている。扱う分野は幅広く、国内での経営法務を中心に、知財、企業側労務、危機管理・対応、M&A、行政支援、スタートアップ支援から国際業務まで非常に幅広い。なお、現在では弁護士法人も併設し、全体で5名の代表権ある弁護士による共同経営事務所となっている。

 とくに日本企業の海外進出支援を積極的に行っていることでも知られており、19年にハノイの現地法律事務所を吸収合併、今年はホーチミン事務所を開設し、21年にはダナン(ベトナム)事務所の開設を予定している。顧客は海外進出や知財などにまつわる専門的な法的問題から、社用車の交通事故対応、経営者の個人的問題までさまざまな分野の法的サービスを適正価格で受けられる。

 現在は、上海、香港、シンガポール、ハノイ、ホーチミンにオフィスを構えるほか、アジア各地の現地法律事務所と密接な提携関係を保ち、アメリカ、EU、東ヨーロッパにまでネットワークを広げている。中小企業は海外に進出していてもその管理部門は日本国内に置いていることが多いため、日本でのフォローも併せて行っており、海外進出支援サービスを目に見えるかたちで提供できるようになっている。

英国リーガル雑誌からの受賞の盾
英国リーガル雑誌からの受賞の盾

 ただ、海外進出を得意とするというのは、進出支援のみを意味しない。同事務所は中小企業の海外戦略の部分のみを単独で支援するのではなく、その企業の事業全体を見て最適なサービスを提供することを意識する。そこで、顧客の強みは何か、その事業戦略が適切かなどという観点から顧客と膝を突き合わせて議論し、海外事業を含めた事業全体に対してアドバイスを行うとともに、見直すきっかけまで提供するのが同事務所の本領である。

 昨年、イギリスのリーガル雑誌Lawyers Worldwide Awards Magazineのウェルス・マネジメント部門賞を受賞したことは、同事務所の取り組みが日本国内のみならず国際的にも評価されていることの証といえるだろう。

明倫国際法律事務所のカルチャー

 田中代表は同事務所の魅力について、1人の弁護士がどのような分野の問題にでも対応できることを目指すのではなく、2~3の専門性を追求できることとしており、「とくに、他の事務所を経験している弁護士から高い評価を受けている。中堅弁護士の転職希望が非常に多い」と自負している。

 大事にしているカルチャーは積極性、主体性、創造性であり、具体的にいえば、弁護士には「自分で問題を発見し、それに立ち向かう姿勢」(田中氏)をもつことが望まれる。田中氏は、問題に法律を当てはめて答えを出す以上のことができてこそ、同事務所が提供すべき水準のサービスになると考えている。問題の解決にあたっては従来の発想にとらわれず、また専門性を突き詰めることにより「この案件でこのようなソリューションを実現できたのは自分たちだけだ」(田中氏)というレベルを目指すことができる人材、「見たことのない問題に直面して愉しめる」人材こそが求められているのだ。 

 同事務所では各々の専門ごとに弁護士3名を基準としてチームを組み、若手弁護士が経験豊富な弁護士とともに仕事をするなかで専門性を深めることのできる体制を整えている。各弁護士が専門性を極めるとともに、事務所全体としてはあらゆる分野の問題に対して深いサービスを提供できる体制を整えること。これが独自のカルチャーにより生み出された強みだ。

コロナ禍でも将来を見据えた先行投資を

 新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、オンラインで相談に応じたり、ミーティングやセミナーを行ったりする機会が増えた。田中氏は海外進出を支援するセミナーの講師などを務めているが、オンラインで行っていることもあり、事務所を置いている福岡、東京、名古屋以外の地域からの問い合わせも増えているという。こうした、「地域」に限定されない動きは以前から見られた現象であるが、コロナ禍で移動が制限されたことにより、オンラインへのシフトが加速されているという。田中氏は他地域の顧客からの相談が増えている傾向について、知財、海外業務など専門性がとくに求められる案件においては、同じ地域にいる弁護士でなければならないという必然性はなく、場所と関係なく、「中堅企業に対する専門的なサービス提供」が求められていると分析する。

 同事務所はコロナ禍のなかでも、目先の問題の処理のみに追われることなく将来を見据えて準備を進めている。1月の時点で弁護士が21名、パラリーガル、事務スタッフを含め計46名の体制であったが、今年度末の予定で弁護士は27名、スタッフ全体で約60名にまで増える予定だ。今年は事務所の業務自体も増えており、将来のための先行投資の意味も込めて、とくに専門分野をもった中堅弁護士を多数採用している。また、オフィス・スペースの拡張も予定している。

 スタッフの拡充により、専門チームの構築と強化を進めている。今年は裁判チーム、メディアチームを新たに立ち上げたほか、不動産チーム、契約チームを大幅に強化した。また、スタートアップ支援事業も拡充しており、現時点では収益が大きく上がるものではないが、オーダーメイドで契約を結び、支援を行っている。そこまでして対応するのには、「価値を創造したい」「自分たちにしかできない仕事を手がけたい」という田中氏の思いがある。田中氏は法律事務所として顧客の法律上の問題の解決を支援するのは当然として、それ以上の価値を生み、「社会に貢献する」「世の中に残るような仕事をする」という使命感をも抱いているのだ。

 顧客に、「明倫だからこそ、ここまでやってくれた」と思ってもらえるサービスを提供していくことが明倫国際法律事務所の目指す地平だ。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:田中 雅敏
所在地:福岡市中央区天神1-6-8天神ツインビル7F
開 業:2010年1月
TEL:092-736-1550
URL:https://www.meilin-law.jp


<プロフィール>
田中 雅敏
(たなか まさとし)
慶應義塾大学卒。1999年、弁護士登録。2001年、弁理士登録。経営法務を得意分野とし、企業の海外展開、知的財産権活用、新規事業展開支援、スタートアップ支援などのビジネス法務およびコンサルティングを多数手がけている。

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