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建設現場のアスベスト(石綿)による健康被害を訴えた集団訴訟で、国の責任を認めた判決が出たことを受け、1人あたり最大1,300万円の給付金を被害者らに支払う「建設石綿給付金法」が9日の参院本会議において全会一致で可決され、成立した。
同法はアスベストが原因で健康被害が生じた元建設作業員および遺族に対し、症状に応じて550万円から1,300万円の給付金を支払うという内容のもので、被害を申請し、厚労省の認定審査会で認定されれば給付金が支払われる。なお、訴訟を起こしていない被害者も対象となっている。
最高裁の判決が出た翌5月18日には菅首相が原告団に謝罪。国は原告側と集団訴訟の和解案をまとめ、訴訟を起こしていない被害者にも同額の給付金を支払う補償基金創設の合意書を締結していた。
【新貝 竜也】
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