【再掲】2050年代を見据えた福岡のグランドデザイン構想(48)~広域防災ステーション構想
2021年9月9日 12:00
-
-
C&C21研究会 理事 下川 弘 氏
「首都直下型大地震」や「南海トラフ大地震」など、今後30年以内に70%以上の確率で、マグニチュード7以上の大地震や津波が発生すると予測されている。
そこで、そうした大規模災害に備えた防災危機管理の観点から、前回述べた「大規模地下駐車場」のさらに地下に、大規模な防災危機管理センターや防災拠点備蓄基地、救急病院の開設が可能な大規模避難所などを集積した「広域防災ステーション」を設置することも考えている。
仮に首都直下型大地震が発生した場合、首都・東京は壊滅的な被害を受けるかもしれない。そうした場合に、臨時的に首都機能を移転できる受け皿となり得る場所を事前に準備しておく必要があるだろう。
福岡にそうした機能を備えた場所を用意しておくことは、都市の将来的な発展を考えるうえでも大いにプラスに働くに違いない。
(つづく)
<プロフィール>
下川 弘(しもかわ・ひろし)
1961年生まれ、福岡県出身。熊本大学大学院工学研究科建築学専攻修士課程を修了後、87年4月に(株)間組(現・(株)安藤・間)に入社。建築設計第一部や技術本部、総合企画本部企画部などを経て、99年1月には九州支店営業部に配属。その後、建築営業本部やベトナム現地法人、本社土木事業本部営業部長などを経て、2020年9月から九州支店建築営業部営業部長を務める。社外では99年9月からC&C21研究会事務局長(21年8月から理事)を務めるほか、体験活動協会FEA理事、(一社)日本プロジェクト産業協議会の国土・未来プロジェクト研究会幹事、(一社)防災教育指導協会顧問など数々の要職に就いている。関連キーワード
関連記事
2022年5月17日 06:002022年5月10日 09:272022年5月1日 06:002022年5月17日 13:002022年5月13日 11:452022年5月10日 17:202022年5月17日 12:00
前日の人気記事
2022年5月17日 09:00
2022年5月17日 09:00
2022年5月17日 09:00
2022年5月13日 19:25
2022年5月17日 09:00
週間アクセスランキング
おすすめ記事
まちかど風景
2022年3月23日 15:33
- 特集
-
アフターコロナの勝ち方
- 優良企業を集めた求人サイト
-
Premium Search 求人を探す
- サステナブル社会への一歩
-
九州・福岡 200人の提言
持続可能な社会構築を目指して
- 業界注目!特集
-
産廃処理最前線
サステナブルな社会を目指す
- MAX WORLD監修
-
パーム油やPKSの情報を発信
パームエナジーニュース
- MAX WORLD監修
-
アナタの不動産資産の価値を守る!
建築問題専門ニュースサイト
NetIB-News(ネットアイビーニュース)について