2022年05月26日( 木 )
by データ・マックス

山口FGの吉村前会長兼CEO解任問題~明日7日、臨時取締役会開催

別表を見ていただきたい。山口FGが9月30日付でリリースした、「社内調査本部による調査報告書受領および臨時取締役会開催に関するお知らせ」 である。

山口FGの吉村前会長兼CEO解任の流れについて
◆山口FGの株主総会は6月25日に開催され、議長である吉村猛会長兼CEO(最高経営責任者)の自らの続投を含む議案すべてが可決承認された。
 しかし、山口FGは、株主総会後に開催された臨時取締役会で、吉村猛会長兼CEOは解任され取締役に降格、椋梨社長がCEOに昇格したと発表。

山口FG吉村会長兼CEO解任の背景について
◆複数の関係者によると、吉村氏解任の直接のきっかけは、吉村会長が取締役会に報告せずに2018年に業務提携したアイフル(株)と共同出資でリテール(小口業務)専門の新銀行の設立を計画したことだという。
・吉村会長は、コンサルタント会社の提案を丸のみするだけでなく、コンサル会社代表本人が銀行トップに就き、親族も雇用する計画だったため、「情実的なプロジェクト」と問題視されたからだという。
・コンサルト会社とは、2021年5月21日付のNet IB Newsに掲載された「山口FGの吉村猛会長に対する「内部告発状」を検証する (3)」のオリバーワイマングループ㈱であり、新銀行のトップが吉村氏と親しい同社日本代表パートナーの富樫直記氏だったことが、吉村氏解任の動きに拍車をかけたといわれる。
◆議長席に座った吉村会長が1号議案として、吉村代表取締役会長兼CEOの選定、ならびに椋梨代表取締役社長の選定を諮ります」と発言すると、1人の社外取締役が手を挙げて吉村氏と椋梨氏選定の採決を分けるように提案。
◆これを受け、吉村氏はまず自らの選定について「賛成の方は挙手をお願いします」と呼びかけると、オンラインも含めて出席した取締役10人のうち挙手が確認されたのは、吉村氏だけだったという。
◆【表1】は山口FGの取締役の経歴表である。社外取締役7名のうち新任は山本謙氏と三上智子氏の2名。留任取締役は5名。そのうち1人の社外取締役が挙手して吉村氏のCEOの留任に待ったをかける発言をしたというが、顔ぶれから見ると、佃和夫氏と推測される。

<まとめ>
 山口FGにとっては、『実録 頭取交替』に続くクーデター事件であるが、社内調査本部の調査報告書を受けて、明日7日の臨時取締役会開催。吉村会長の取締役への降格はクーデターではなく、正当な手続きを経た妥当なものであることを強調し、株主らの理解を得る考えのようだが、はたして思惑通りに進むことになるのだろうか。

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【(株)データ・マックス顧問 浜崎 裕治】

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