2022年01月25日( 火 )
by データ・マックス

米国テーマパークUSJ 北京で人気爆発(後)

レゴランドが5.5億ドル投入し中国での展開を進める

テーマパーク イメージ ユニバーサル・スタジオ・北京の人気が続くなか、また新たなテーマパークの動向が伝わってきた。報道によると、上海レゴランド有限公司はすでにレゴランド主体プロジェクトの用地を取得するとともに、国有建設用地使用権譲渡契約に調印した。レゴランドは今年11月に建設工事がスタートし、24年に開業する見込みだ。

 レゴランドの投資額は約5億5,000万ドル(約628億円)に上り、完成すれば、世界最大のレゴランド・リゾートの1つになる。

 レゴやマーリン・エンターテイメンツなどの海外大手が中国市場でパイの分け前を狙っているだけでなく、中国現地のテーマパークもその後に続く。海外大手が一線都市に進出するのと異なり、現地テーマパークは二線都市、三線都市への進出をより重視する。

テーマパークの秘密のカギはキャラにあり

 テーマパークが次々に進出するのはなぜか。中国市場にどんな魅力があるのか。テーマパークの「ビジネスの奥義」はどこにあるのか。

 海外のテーマパークの収益システムでは、周辺の関連消費が占める割合が入場料収入を上回り、一般的にいえば、入場料収入は30%を占めるに過ぎない。海外と比べ、現時点で中国のテーマパークの収入システムは相対的に画一的で、収入の80%を入場料に頼っている。

 実際のところ、キャラクターがテーマパーク成功の大きなカギとみなされている。ユニバーサル・スタジオに足を踏み入れれば、マントを羽織ってハリー・ポッターのホグワーツ魔法魔術学校の新入生に変身したり、憧れのトランスフォーマーとヒーローになる夢を見たりできる。ディズニーランドに行けば、パレードの車に乗ったミッキーマウスやドナルドダックに手を振ったり、お城の上のお姫様と花火が美しく並ぶ様子を楽しんだりできる。ユニバーサル・スタジオもディズニーランドも、海外テーマパークに人々が夢中になるのは、そこにいるキャラクターが人々の心をがっちりつかんでいるからだ。

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 ユニバーサル・スタジオは映画のキャラクターが中心のテーマパークであり、ハリウッド映画の世界的な影響力によって、世界のテーマパークのなかで競争上の優位性を保っている。その傘下の映画・テレビのキャラクターを中心としたコンテンツによって没入式体験のシーンをつくり出すと同時に、キャラクターの著作権購入やアニメ会社買収の方法でディズニーなどのキャラクター大手と提携し、映画・テレビのキャラクターをシーン化する。

 テーマパークはキャラクターを土台とした観光商品であり、最初に必要な収入は入場料収入、次に必要なのはテーマのキャラクターと関連したさまざまな公演、エキシビション、レジャー・リゾート商品であり、さらに深く消費者の心をつかむのはキャラクターから派生した各種ブランドの運営する商品だ。

(了)


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