2024年04月27日( 土 )

ヤマダHD中間決算~コロナ禍、巣ごもり需要の反動減で減収

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 (株)ヤマダHDが4日発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高は8,003億9,900万円(前年同期比7.0%減)、営業利益350億8,400万円(同23.7%減)、経常利益392億7,600万円(同20.0%減)、純利益は299億6,700万円(同43.4%増)だった。

 減収の要因として同社は「東京オリンピック・パラリンピック無観客開期間の来店客減少、大雨など自然災害の影響、新型コロナ第5波による営業時間短縮と販促自粛の影響、巣ごもり需要の反動減などが影響している」としている。

 利益面については、同社が従来から進める「企業体質強化経営計画」効果で改善が続いているものの、売上高の減少にともない営業利益、経常利益ともに減少したと説明。純利益の増益については各事業セグメントの成果およびデンキセグメントの組織再編効果が奏功したという。

 22年3月期の通期予想については売上高1兆6,860億円(前期比3.8%減)、営業利益900億円(同2.3%減)、経常利益970億円(同1.9%減)、純利益599億円(同13.9%増)を見込んでいる。うち、純利益については10月29日、従来の520億円との予想から77億円上方修正するとの見通しを発表していた。

【新貝 竜也】

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