2022年05月28日( 土 )
by データ・マックス

創業10年、新事業スタート 人材育成で新たなステージへ

(株)グランドビジョン 代表取締役
中尾 賢一郎 氏

通販事業プロデュースで培ったノウハウを 自社プロジェクトで開花させる

(株)グランドビジョン 中尾 賢一郎 氏
(株)グランドビジョン
代表取締役 中尾 賢一郎 氏

 代表取締役・中尾賢一郎氏が(株)グランドビジョンを立ち上げたのは2011年11月。以来、事業プロデュースを通じてさまざまな企業をサポートしてきた。創業10年を迎えた今年、新たなチャレンジに打って出る。

 「これまで当社は、BtoBのかたちでクライアント企業の通販ビジネスを支えてきました。それに加えて、新しい会社の柱として、スキンケア商品の開発・販売事業を立ち上げます」と、高らかに宣言する中尾氏。同社は、事業計画の策定、ブランディング、ECサイト構築、LP制作など、通販事業の骨格となる業務を数多く手がけてきたが、そうして蓄積された経験を、今後は自社プロジェクトで生かそうというのだ。中尾氏は力強くこう語る。

「自社商品の開発・販売を手がけてみたいという思いは以前からありました。2年ほど前に『これだ!』という素材に出会い、以来、じっくり時間をかけて商品の開発や試作に取り組んできました。これについては、2022年4月から新事業としてスタートする予定です。ここで獲得したノウハウを、従来のBtoC事業にフィードバックするのも1つの狙いです。」

未来を読み新境地を開拓する事業プロデューサーを育てる

 会社の規模が拡大し、新しい事業に取り組むうえで、最も重要なのは人材である。そこで同社は、「2025年までに100人の事業プロデューサーを育成する」というプロジェクトをスタートさせた。具体的には、成果を出し続けているプロデューサーの業務を分析し、そのノウハウを人材育成に役立てるという計画だ。

「私たちが考える事業プロデューサーとは、単なるコンサルタントではありません。事業の未来を読み、先を見据える力がある人材のこと。将来的には、全国47都道府県に事業プロデューサーを置きたいと考えています」(中尾氏)。

 中尾氏はさらに、「事業プロデューサーに限らず、人材の重要性はこれからいっそう高まるだろう」と指摘する。通販事業には欠かせないコールセンター業務が典型だという。

「テクノロジーの進歩で、AIやチャットボットが誕生しました。これを使えばコールセンター業務の人件費を抑えられると考える向きもありますが、それは早計でしょう。むしろ、今の時代だからこそ人間がはたす役割は大きい。当社では、コールセンターではなくエンゲージセンターと呼んでいますが、これもその現れです。エンゲージセンターは、お客様と企業との関係を結ぶ、大切な場所。そこを担うスタッフは、当社にとって大切な人材です。」(同)

 創業10年、新たな挑戦を始めるグランドビジョン。「人材の大切さ」という企業にとっての原点を再確認しながら、次の地平を切り拓いていく。


<COMPANY INFORMATION>
代 表:中尾 賢一郎
所在地:福岡市中央区天神2-4-5
設 立:2011年11月
資本金:2,000万円
TEL:092-718-3041
URL:http://gvn.co.jp


<プロフィール>
中尾 賢一郎
(なかお けんいちろう)
鹿児島県出身。(株)電通九州を経て、2011年11月に(株)グランドビジョンを設立。企業の成長・課題解決に向けたブランディング、マーケティング戦略からクリエイティブ制作に至るまで一気通貫したビジネスを展開している。九州経済フォーラム常務理事、EO FUKUOKAメンバーなどを務める。

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