2024年04月20日( 土 )

【久留米市長選】十中大雅前福岡県副議長、落選

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ

 大久保勉久留米市長の任期満了にともない23日、久留米市長選挙が行われた。

 当日はあいにくの雨。新人4名が立候補し、有力候補として挙げられていた前福岡県議会副議長の十中大雅氏と前久留米市議会議員の原口しんご(新五)氏の一騎討ちになると見られていた。

 即日、投開票が行われ、原口氏が当選を確実にし、十中氏は一歩及ばなかった。

 十中氏は久留米市商工会議所と鳩山二郎衆議院議員の後ろ盾があったにもかかわらず、原口氏に破れ落選した。十中氏は現職の県議会副議長でありながら、今回の選挙への出馬を理由として突如不可解なかたちで辞職したことから風当たりが強く、当初から厳しい戦いが予想されていた(関連記事「【どうなる久留米市】問われる久留米市民、本当に十中氏でいいの? 説明責任から逃げ回る卑劣漢に公職に就く資格はない」)。

 原口氏当選の知らせを受けた十中氏は、「結果を見れば、お詫び(の言葉)しか出てきません。このような結果となってしまい、本当に申し訳ありませんでした」とコメントした。

 十中氏は1953年7月久留米市生まれ。福岡大学卒業後、古賀雷四郎参議院議員の秘書を経て、1983年、久留米市議会議員に初当選。2007年、福岡県議会議員に初当選し、21年6月に福岡県議会副議長に就任したものの、任期中の同年11月に今回の久留米市長選挙の立候補および副議長辞職を表明していた。

【麓 由哉】

関連キーワード

関連記事