2024年10月15日( 火 )

ワールドHD、21年12月期~売上高、営業利益、経常利益が過去最高に

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 (株)ワールドホールディングス(HD)(福岡市博多区、東証一部)は9日、2021年12月期の連結決算を発表した。売上高1,547億400万円(前期比7.8%増)、営業利益74億8,100万円(同19.7%増)、経常利益77億3,800万円(同14.0%増)、純利益46億2,600万円(同21.8%減)だった。同グループの基幹事業である「人材・教育ビジネス」に関わる製造業関連が好調でグループ全体を大きく牽引し、売上高、営業利益、経常利益が過去最高を更新した。

 22年12月期は売上高1,688億2,800万円(前期比9.1%増)、営業利益62億4,400万円(同16.5%減)、経常利益60億5,300万円(同21.8%減)、純利益38億6,200万円(同16.5%減)を見込んでいる。

 ワールドHDは、人材派遣・請負、人材コンサルティングなどを手がける(株)ワールドインテックの持ち株会社。ワールドインテックは1993年に設立後、情報通信事業、不動産事業などに参入し業容を拡大。14年7月にワールドホールディングスに商号を変更、持ち株会社体制に移行している。従業員数は2万4,839人(21年6月末現在)。昨年9月時点で国内に146拠点、海外に15拠点(中国・台湾・インドネシア・フランス・アメリカ)があり、主な関係会社は38社に上る。

 今月末には、百貨店などに人材を派遣する(株)ディンプルの発行済み株式90%をJ.フロント リテイリング(株)から取得し子会社化する。今回の株式取得についてワールドHDは「ディンプルの付加価値の高いホスピタリティーに当社のサービス系人材事業のノウハウやネットワークを融合させることで、より付加価値の高い人材サービスの提供を実現し、『サービス』分野のさらなる拡大を推し進めていく」としている。

ワールドHD 既往の業績

【新貝 竜也】

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