2022年06月29日( 水 )
by データ・マックス

日本語学校と専門学校の一貫教育で 将来の経済的自立をしっかり支援

学校法人宮田学園 総長 宮田 道郎 氏

真に「質の高い教育」で 国際的に活躍できる人材を育成

学校法人宮田学園 総長 宮田 道郎 氏
学校法人宮田学園
総長 宮田 道郎 氏

    SDGsの第4目標「質の高い教育をみんなに」といえば、紛争や貧困に苦しむ発展途上国などにおける、学校がない、行きたくても行けないといった状況が注目されがちである。だが、たとえ教育の場や機会が整っていても、それが知識を教授するだけでなく、さまざまな環境や状況下で力強く人生を切り拓いていける人材を育成するものでなければ、それはやはり「質の高い教育」とはいえない。学校法人宮田学園の創設者で現在同学園総長を務める宮田道郎氏は、まさにそうした観点から、国籍もさまざまな若者たちの教育に長年取り組んできた学校経営者だ。

 93年4月、外国人留学生を対象とする日本語学校「東和国際教育学院」を開校。2003年には「西日本国際教育学院」へ校名を変更し、「日本文化や習慣・社会背景を含めた体系的な語学教育」を提供する日本語教育機関に進化させた。12年には学校法人化。そして14年4月、西日本国際教育学院で日本語を学んだ留学生たちが学びをさらに深め、国際的に活躍できる人材となるための専門知識・技術を養成する専門学校、「国際貢献専門大学校」を開校する。こうして日本語学校と専門大学校を合わせた最長6年間の「一貫教育」の機会を提供し、学生1人ひとりに丁寧に向き合いながら、その自立を支援する体制を整えた。

 実際、国際貢献専門大学校の就職率の高さには目をみはるものがある。留学生の日本国内における就職率は3割程度にとどまり、政府もその改善を課題に挙げてきたが、同校の希望する留学生のそれはなんと100%を達成。学生たちを社会に求められる人材に育て上げていることがよくわかる。

物心両面で学びの基盤をサポート

 この実績は、日本特有の美意識や礼儀作法など、日本社会で活躍するために知っておかねばならないことがらを職場体験や地域交流の機会を多く設けて体得させる、独自のカリキュラムにも支えられたものだろう。だがそれは、事情もさまざまに来日した学生たちの学びを、日々の生活や心の安定といったその基盤からサポートしているからこそ可能になる。

弁当の無償提供
弁当の無償提供

    「将来ある学生たちを、わが子のように、しっかりと受け止めてあげたい」(宮田智栄理事長)という同学園の真心は、奨学金制度やカウンセリング態勢の充実などを通じて実現されてきたが、この度のコロナ禍でいっそう明確に示された。行動制限でアルバイトも失った留学生たちのために、寮費の軽減・補助に加え食事(弁当)の無償提供を行ったのだ。「日本で自立できるように教育するのが私の役目。どれだけ苦しくとも、それまで学生の生活を守るのは当然です」――宮田総長は笑顔でそう語る。

 加速度的に進む少子高齢化と、それに伴う労働力人口の減少に直面する日本において、若い活力に溢れた外国人の協力はいまや不可欠。学生数で西日本一の規模を誇る宮田学園を巣立った学生たちが、日本の各領域で大きな戦力となることは間違いない。


<INFORMATION>
代 表:宮田 道郎
所在地:福岡市南区塩原4-17-17
創 業:1992年4月
設 立:2012年4月
TEL:092-541-8450
URL:http://miyatagakuen.ac.jp


<プロフィール>
宮田 道郎
(みやた みちろう)
1947年4月生まれ、熊本県八代市出身。72年3月東和大学工学部電気工学科卒業後、日本電気、松下電器産業(現・パナソニック)を経て、92年に東和国際教育学院(現・西日本国際教育学院)を設立。2012年に学校法人宮田学園設立、総長に就任。

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