2024年05月09日( 木 )

西鉄バスが来年1月から福岡・北九州地区で運賃値上げ

記事を保存する

保存した記事はマイページからいつでも閲覧いただけます。

印刷
お問い合わせ
法人情報へ

 西日本鉄道(株)は15日、来年1月から福岡・北九州地区の路線バス運賃を初乗り170円から210円に値上げする計画であることを明らかにした。国土交通省から認可されれば、消費税の増税にともなう値上げを除き、25年ぶりの値上げとなる。値上げ後の福岡地区における主要区間の運賃は表のようになる。

 同社のバス事業はコロナ禍などにより乗客が減少し、回復も頭打ちの状況。燃料(軽油)などの費用も上昇したことにより、2022年度まで3年連続で営業赤字となっていた。運賃値上げにより収益の改善を図るほか、慢性的に不足する乗務員の待遇改善、環境負荷低減などに役立てる考えだ。

 なお、グループの西鉄バス北九州(株)、西鉄バス二日市(株)、西鉄バス宗像(株)、北九西鉄タクシー(株)でも同様の値上げが実施される。西鉄バス佐賀(株)、西鉄バス大牟田(株)、西鉄バス久留米(株)、西鉄バス筑豊(株)は国交省への値上げ申請をしておらず、来年1月からの値上げは予定されていない。

福岡地区の主要区間運賃(西鉄発表資料より)
福岡地区の主要区間運賃(西鉄発表資料より)

【田中 直輝】

関連キーワード

関連記事