メジャーになるか？業務用スーパー（4）市場を切り拓いた神戸物産

　神戸物産は現社長・沼田博和氏の父・昭二氏が創業した。沼田氏は高卒後、地元の三越神戸店に就職、いくつかの会社を経て27歳で独立し1981年食品スーパーを始めた。機を見るに便な人だったようで、小さなスーパーにもかかわらず低価格を求めて、まだ珍しかった中国での委託生産を始めた。

　業務用に着目したのは有名メーカーのブランドでなくても品質さえ認められれば買ってくれるためだ。恐らく同じ神戸市に本社を置いていた業務卸トーホーの成功も刺激になったと思われる。

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