アメイズマンションのシフトライフ「3年後の売上高100億円」も現実味

目標にまず大きな一歩
飯塚は早期完売を達成

　「アメイズ」シリーズの分譲マンション開発を手がける（株）シフトライフ（福岡市中央区）は9月14日、ホテルオークラ福岡において「第18期 感謝の集い～第20期 売上高100億への挑戦！～」を開催した。

　現在、同社では北部九州を中心に複数のマンション開発プロジェクトが進行中で、いずれも順調に進捗すれば、再来期の第20期には売上高100億円の達成がみえてきた。施工会社や設計事務所、金融機関など、アメイズマンションの関係者へのこれまでの感謝を改めて示した会となった。

　シフトライフの樋口由紀夫社長は、冒頭の挨拶で次のように話した。

　「9月に18期を迎えることができたことを感謝します。そして、20期には売上高100億円に挑戦しているところでございます。18年前、マンションの販売代理からスタートした当社も、創業から5年後には自社ブランド・アメイズマンションの開発をスタートさせていただきました。1号物件は、私の故郷・日田でした。地元ということもあり、完売させることができました。

    そこからこれまで、合計28棟・1,376戸のマンション供給に関わることができました。前期の17期には売上高44.7億円、最終利益は4億円を計上することができました。18期は佐賀市、福津市、飯塚市で販売しているマンションの完成引渡を控えており、売上高50億円以上、最終利益4.5億円の計上を見込んでいます。本日ご列席いただいた方々のご支援とご指導のおかげであることを改めてお礼申し上げます。今後も複数物件を進行させていくにあたり、さらなるご支援とご指導をお願いいたします」。

　挨拶のなかで、18期の業績目標達成に欠かせない「アメイズ飯塚ステーションレジデンス」（福岡県飯塚市、全48戸、24年5月完成予定）の早期完売も報告され、会場からは拍手が起こった。

子会社の存在感
アスコットの連結決算にも

    シフトライフは18年10月、不動産デベロッパー・（株）アスコット（東証スタンダード）の子会社となった。東京都内を中心に収益不動産や「アスコットパーク」シリーズの分譲マンション開発を行っているアスコットでは現在、福岡市内で「AUSPICE（オースピス）福岡天神」（福岡市中央区）に着手し、24年6月の完成を控えているところだ。同物件はシフトライフとアスコットの協力関係により事業化に至っていた。

　本会では、アスコットの代表取締役・中林毅社長の挨拶も行われ、次のように話した。

　「シフトライフは勢いがある会社で、社内の士気も高まっていることを実感しています。アスコットの業績目標達成において、シフトライフの存在は非常に大きなものとなっています。東京では資材高騰や人手不足により、マンション開発が難しい状況が続いております。それは九州でも同じだと思いますが、本日ご参列いただいている方々には、今後ともシフトライフへの力強いご支援をお願い申し上げます」。

　会の終盤ではシフトライフの従業員紹介も行われ、和やかな雰囲気で締めくくられた。

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　シフトライフでは19期以降、販売開始を目前に控える「ネオス山鹿中央通」（熊本県山鹿市、48戸）に続き、「アメイズ友泉亭ザ・ヒルズ」（福岡市中央区、48戸）、「アメイズ諫早駅前プレミアム」（長崎県諫早市、98戸＋店舗2戸）、「（仮称）アメイズ萩・城下の邸」（山口県萩市、40戸）、「（仮称）アメイズ直方駅レジデンス」（福岡県直方市、65戸）の事業化が決定している。

　20期の売上高100億円達成はこれらの成功なくして語れないが、それとともに同社では「組織改正」「企業体質強化」「新規事業開拓」を目標に設定し、取り組んでいくことも発表された。

【永上　隼人】