

設立10周年を迎えた西日本・カンボジア友好協会(福岡市中央区)が11日、福岡市内で記念式典を開催した。同協会は2013年、九州沖縄、西日本地区とカンボジア王国との経済、文化、人的交流などを目的に設立され、現在は79の団体・企業が加盟し、この10年間でカンボジア学生への教育支援や、日本企業のカンボジア進出支援などで成果を上げてきた。
前日までカンボジアを訪れていた第4代会長・眞鍋和弘氏((株)博運社社長)は挨拶で、「カンボジアは訪問するたびに目覚ましい発展を遂げている。今後もビジネス、教育、文化面で相互に研鑽していきたい」と次の10年に向けた決意を新たにした。式典では最新のカンボジア視察報告や歴代会長への表彰などが行われ、歴史が感じられる密度の濃いものとなった。

大谷賢二事務局長と大谷宇宙事務局員
在福カンボジア人やカンボジアからのゲストも祝福にかけつけた。スピーチコンテスト入賞者のテット・ソクヘイさんと、ハイ・ロン・タイさんが日本語で自らの夢を語る姿には参加者が大きな拍手を送った。カンボジア音楽演奏家のケム・サレさんが日本の歌謡曲を歌った場面では大歓声となった。今後の両国の友好の深まりを確信した参加者らはコロナ明けの喜びとともに会場を後にした。

【鹿島 譲二】
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