トヨタ、24年3月期第2四半期は大幅な増益、通期では過去最高を見込む
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トヨタ自動車(株)が1日に発表した2024年3月期第2四半期の連結決算(国際会計基準)によると、売上高(営業収益)は21兆9,816億円(前年同期比24.1%増)、営業利益は2兆5,592億円(同124.2%増)、四半期純利益は2兆5,894億円(同121.1%増)で、増収増益となった。営業利益、純利益ともに同社で過去最高となった。
増益の要因について、トヨタは為替変動と海外を中心とした価格改定などを挙げている。日本、北米、アジアなど各地域で増益を達成したほか、連結販売台数も増やした。一方、中国では為替変動と販売費増加により減益となった。
トヨタは好調を受け、中間配当を前期から5円増配し、1株あたり30円とした。また、24年3月期の通期予想を上方修正した。売上高は43兆円、営業利益は4兆5,000億円、当期純利益は3兆9,500億円と、期初予想からそれぞれ5兆円、1兆5,000億円、1兆3,700億円引き上げた。いずれも日本の製造業として過去最高となる。連結販売台数は960万台と期初予想からの変更はないが、中国とアジアの一部地域では減少、北米などで増加を見込んでいる。
【茅野 雅弘】
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