2024年04月29日( 月 )

服部知事「世界から選ばれる福岡県」の現在地を語る

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福岡 異業種交流会「N会」

 福岡県の服部知事は2月14日、市内で開催された異業種交流会「N会」で、自身が掲げる基本政策とその実施状況について語った。

 服部知事は「世界と勝負し、世界から選ばれる福岡県」の実現を基本政策の1つに掲げており、福岡県では久留米市を中心にバイオ産業の集積育成に力を注いでいることを報告。約200社のスタートアップが創出され新規株式公開を遂げた企業が出始めたことを語った。

 また、昨秋に産学と編成した訪米団がマサチューセッツ州で「ピッチイベント」を開催し、県への進出・投資を促した背景を明らかにした。その中で、モデルナ社から引き出した急成長の秘訣も披露し、世界最大規模のバイオ産業拠点となった同州の現在と、発展した福岡県の将来像を重ね合わせた。参加した100名以上の経営者らは、実践的な取り組みの数々に深くうなずくなど聞き入った。

 15日には福岡県の2024年度一般会計当初予算案を発表。服部知事は、2兆1,321億円の一般会計(当初予算)をさらなる県の発展につながる費用に充てることを明らかにした。

 N会は(有)弘大会長・平河光広氏がオーガナイザーを務める異業種交流会。月1回各界の専門家を招いて開催されている。

【鹿島 譲二】

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