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東京株式市場で22日午前、日経平均株価が一時、3万8,924円88銭となり、約34年ぶりに史上最高値を更新した。
これまでの史上最高値はバブル期の1989年12月29日の3万8,915円87銭。
今年1月4日の東証大発会(取引始め)に3万3,288円で始まった株価は、15日には3万5,901円まで上昇、2月7日から再度上昇をはじめ、ついに最高値更新にたどり着いた。
今日の最高値更新を後押しした直接的な原因としては、アメリカの大手半導体企業・エヌビディアが発表した24年1月期決算が市場の予想を大きく上回る好業績で、16日以降下降基調にあったNYダウ平均株価を反転上昇させた勢いが東京市場にも影響して株価を押し上げた格好だ。
今年に入ってからの株価上昇には、新NISAの影響などもあるものの、円安基調が一番の理由となっている。今後、円相場に影響を与える可能性があるものとして注目されるのが日米金利差の動向だ。たとえば、アメリカのFRBが利下げ、日銀が利上げに踏み切ることになれば、金利差が縮小し円高圧力が生まれる。ウクライナの情勢も急展開を迎えつつあり、さまざまなリスク要因をふまえたポートフォリオの見直しなど、十分警戒が必要だろう。
【寺村朋輝】
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