福岡県、女性の部長起用など幹部人事を固める

　福岡県が4月1日付で、生え抜き職員の筆頭である企画・地域振興部長に、現在、秘書室長を務める勝永敏也氏を起用するなど幹部人事を固めたことがわかった。

　来年4月には1期目の服部県政の任期満了を迎えるが、産業育成や人材育成などの服部誠太郎知事が掲げる重要施策の実現を重視した起用となる。

　女性の起用も特徴である。男女共同参画などを所管する人づくり・県民生活部長には社会活動推進課長の浦田智子氏を抜擢する。現在、同部長は小林文子氏が務めており、2代連続の女性起用となる。

　労働政策や子育て支援を担う福祉労働部長には財政課長の福田邦裕氏を昇格させる。また、農林水産部長は中馬俊介部次長、保健医療介護部長は田中克尚部次長をそれぞれ昇格させる。

　このほか部長級では、会計管理者兼会計管理局長に福祉労働部次長の石橋裕次氏、議会事務局長に志方学同局次長兼総務課長、人事委員会事務局長に大群拓也総務部次長兼職務改善調査監が就任。労働委員会事務局長には環境部次長の本田航二氏が就く。大野城市にある県職員研修所長は県土整備部次長の前原光博氏となる。

　部長級から次長級に変更を行う東京事務所長には総合政策課エネルギー政策室長の光永雅哉氏を起用する。

【近藤　将勝】