2024年12月14日( 土 )

三井松島HDの24年期 石炭価格下落が影響し大幅減益

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 三井松島ホールディングス(株)(本社:福岡市中央区、吉岡泰士代表)は13日、2024年3月期の連結決算を発表した。それによると売上高は前期比3.2%減の774億7,200万円、営業利益は同29.7%減の251億7,000万円、経常利益は同27.6%減の260億400万円、当期純利益は同34.2%減の151億1,700万円の減収減益となった。

 売上高の減少はエネルギー事業の石炭生産分野における石炭価格の下落などが要因。当期純利益の減少は、オーストラリアの炭鉱閉山に関わる損失引当金繰入額27億7,700万円を特別損失として計上したことなどによる。

 セグメント別の状況を見ると、生活関連事業は、MOS(株)(生活消費財分野)や(株)ジャパン・チェーン・ホールディングス(産業用製品分野)の子会社化などにより、売上高は411億6,800万円(同39.5%増)、営業利益も49億2,300万円(同32.4%増)となった。

 エネルギー事業の売上高は、石炭生産分野における石炭価格の下落などにより350億9,400万円(同28.5%減)、営業利益も223億4,300万円(同34.1%減)となっていた。

 25年の通期業績については、売上高560億円(前期比27.7%減)、営業利益49億円(同80.5%減)、経常利益48億円(同81.5%減)、当期純利益28億円(同81.5%減)と、さらなる減収減益を予想している。

【田中 直輝】

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