【動画】太宰府市議・タコスキッド氏(れいわ)、消費税廃止などを語る
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今回の「MAX WORLD Channel(マックスワールドチャンネル)」は、現役プロレスラーで太宰府市議会議員のタコスキッド氏(れいわ新選組、以下、れいわ)をゲストに招き、政治家を志したきっかけや、子ども政策、生活密着型の公共事業など、氏が目指す「まちづくり」「国づくり」の政策について聞いた。
タコスキッド氏は福岡県八女市(旧・八女郡立花町)出身。大学中退して劇団を立ち上げ、その後、舞台俳優や演出家などを経て、プロレスラーに転身した。東日本大震災を契機にボランティア活動にも取り組み、現在は太宰府市議会議員を務める一方で、子どもに関する支援活動に取り組んでいる。
「政治家を志したきっかけは」との問いに対し、タコスキッド氏は「震災での原発事故について、国がそれまでの基準を変えた」ことに強い危機感を抱き、「国のいうことが信用ならなくなった」と述べた。そのうえで「明日は我が身と考え、困っている人たちを支援することで、いつか、自分たちが同じような問題に直面したときに対応できるよう」災害ボランティアなどに取り組み始めたと語った。
ボランティア活動を通じて、氏は公助の必要性を実感したという。しかし「自助・共助・公助といわれながら、公助がまったく足りていない」と指摘し、「ある地方自治体に交渉に行ったが、前例をつくりたくないと拒否された」と自身の経験を語った。その経験から「困っている人たちの側に立つ政治を行うために、無所属で立候補した」という。
タコスキッド氏は市議会議員として、市民の側に立つ質問などを積極的に行ってきたが、行政との話のなかで、いつも「ある壁」にぶつかると語った。壁とは「〇〇は、国が基準を示さないとできない」と言われ、話が前に進まないという現実である。たとえば、各種補助金の制度はあるが、「利用者が少ないから廃止した」と国や自治体は説明する。しかし実際は、煩雑なシステムで「補助額も少ない」という。
市議会議員になることで何か変えられるのではないかと期待したというが、「市議に就任して3日目で壁に直面した」と語ったタコスキッド氏は、無所属の限界を感じ、れいわに入党、福岡・天神などでの街頭活動などを展開している。
れいわは政策のなかで消費税廃止・減税を掲げているが、タコスキッド氏も「完全に消費税は廃止でいいと思う。まったく必要ない」と断言する。「国は消費税を社会保障の財源としているが、実際には使われていない」と指摘したうえで「中小企業の経営者も、消費税の支払いのために借金までしている」と批判。「消費税を廃止すれば、その分が消費に回り、お金が誰かの給料に回ることで景気はよくなる」と述べた。
また、子ども政策に関連して「奨学金は今からでも全部チャラにすべき」と述べつつ、奨学金の返済が生活を圧迫する背景に、大学に行かなければ、就職に影響する社会の在り方について疑問を投げかけた。「1人ひとりを人材と考えると必ずしも大卒である必要もなく、より専門性も高まる」と語る。
詳しくは動画をご覧いただきたい。
【近藤将勝】
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