2024年04月26日( 金 )

ゴルフ場経営、(株)ニューグリーンステイくじゅう(大分) 民事再生法適用

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民事再生法適用 負債総額約63億円

 11月4日、同社は大分地裁へ民事再生法適用を申請、同日保全命令を受けた。申請代理人は岩崎哲朗弁護士(弁護士法人アゴラ、住所:大分県大分市千代町2-1-23、電話:097-537-1200)。監督委員は松田健太郎弁護士(まつだ総合法律事務所、住所:大分県大分市中島西1-1-28、電話:097-535-1515)。

 同社は、地元自治体・大手企業・地場企業の共同出資を受け、1989年9月に設立された。当初は滞在型リゾート施設の建設を目的としていたが、97年に開場した「久住高原ゴルフ倶楽部(18ホール、7,180ヤード)」の経営をはじめ、キャンプ場(150区画)の運営・管理、温泉施設を備えたコテージ(85室)の賃貸も手がけていた。2001年3月期には売上高約3億3,300万円を計上していた。

 しかし、長引く景気低迷、競合激化の影響によりゴルフ場の稼働率は低迷。最終利益は赤字を散発するようになっていた。2005年には金融機関に対し、借入金の返済リスケジュールを要請するほか、ゴルフ会員に対しても預託金償還期限の延長を要請していた。また、コテージの賃料をめぐり運営委託先とトラブルも発生するなど、経営状態は悪化。13年3月期には売上高約1億9,500万円まで減少、先行きの見通しが立たなくなり、今回の措置となった。

 負債総額は約63億円(うち預託金約40億円4,000万円)が見込まれている。

 
業種 ゴルフ場経営
代表 飯田 昌義
所在地 大分県竹田市久住町白丹3866
設立 1989年9月
資本金 1億8,800万円
売上高 (13/3)約1億9,500万円

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