2024年10月15日( 火 )

博多駅直結、プラザ博多店が休業

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 JR博多駅直結の、パチンコホール「プラザ博多」が本日30日(月)より当面の間、休業する。店舗リニューアルにともなうもので、オープン時期については公式LINEなどを通じて告知するとしている。なお、休業中の貯玉・貯メダルの引き出しは不可となっている。

 プラザ博多が入るホテル・クリオコート博多
 プラザ博多が入るホテル・クリオコート博多

    プラザ博多を運営する(株)宣翔物産は、創業50年超の老舗ホール経営業者で、プラザ博多のほか、プラザ3(博多区博多駅南)、プラザ長浜(中央区港)など、福岡市内を中心に8店舗展開。また、JR博多駅・筑紫口の目の前にあるホテル・クリオコート博多(1階と地下1階にプラザ博多が入る)の運営も行っており、2023年度決算では約430億円の売上高を計上するなど、コロナ禍のダメージからの回復基調を見せていた。

 遊技ファンの間では、今回のプラザ博多の休業に関してさまざまな憶測が飛び交っている。近年、休業中だったホールがそのまま閉店する、あるいは大手に買収されるといったケースが散見される。加えて、宣翔物産に関しては22年5月にパチンコ・スロット設置台数1,000台の巨艦ホール、プラザ赤坂を閉店・解体後、跡地をJR九州に売却(その後一部を(株)長谷工不動産が取得)したことが明らかとなっている。過去にはP-ZONEが店舗リニューアルのため休業に入り、その後、営業再開することなく、D’ステーション運営のNEXUS(株)に買収された例もある。こうした流れのなかで、遊技ファンがプラザ博多の休業に大きな反応を見せるのは当然だろう。

 宣翔物産は創業50周年の節目となる22年を第二創業期と位置付け、同年、テーマとして「プラザを壊す。プラザを創る。」を掲げた。インバウンド消費が好調ななか、主に韓国人観光客によるパチンコ観光も再び頭をもたげ始めている。立地の良さから相応の集客力を発揮しているプラザ博多。その動向が注目される。

【代源太朗】

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