ようやくはたした初勝利、連勝目指す アビスパ9日に京都戦
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サッカーJ1リーグ・アビスパ福岡は9日、アウェーのサンガスタジアムby KYOSERAで京都サンガF.C.と第5節の試合に臨む。
3連敗という予想外のスタートを切ったアビスパだが、前節ヴィッセル神戸戦(3月1日開催)で待望の今季初白星を挙げた。試合後、金明輝監督の目にはうっすらと涙が光り、これまで背負ってきた重圧の大きさを感じさせた。
試合翌日に行われた大分トリニータとの公開練習試合では、前節出場がなかった選手たちを中心としたメンバーが躍動。きびきびした動きでピッチを駆ける選手たちに対し、詰めかけたサポーターから熱い歓声が飛んでいた。
対戦相手の京都サンガF.C.は、ここまで1勝2敗1引き分け。前節、川崎フロンターレを下して初勝利を挙げた。豊富な運動量で前線からプレスをかける、アビスパと共通点のあるスタイルが特徴だ。同じスタイル同士のチームの対戦では、選手交代を含めたベンチワークが勝敗を左右するケースが多い。金監督の采配に注目したい。
もう1つの注目点は、先発メンバーだ。これまで最終ラインで守備の要となっていたDF上島拓巳は、前節イエローカード2枚で退場。センターバックを3枚並べる布陣が奏功していただけに、上島に代わって入るのが誰なのかは大きなファクターだろう。
デビューに期待、DFキム・ムンヒョン 記者としては、期待を込めてDFキム・ムンヒョンを推したい。韓国出身の同選手は22歳。韓国Kリーグでのプレー経験はない。東欧のセルビアリーグを経て兵役に就き、任期を終えて今年2月のアビスパ宮崎キャンプに練習生として参加し、加入に至った苦労人だ。185cmの長身ながら足元のテクニックやスピードには光るものがあり、大分との練習試合でも好プレーを見せていた。
アビスパとしては、試合のなかで選手たちの適性を見極めている段階。つまり、プロとしての実績がないキム・ムンヒョンにも十分チャンスがあるはずだ。実際に、第2節でJ1デビューをはたしたばかりのDF安藤智哉は実力でポジションを勝ち取っている。
チームとして、まだまだ伸びしろがある今季のアビスパ。勝ち星という結果を追求するのは当然だが、選手たちの可能性を伸ばす金明輝監督の手腕にも期待したい。
【深水央】
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