(株)ソラシドエア(宮崎市)が28日に発表した2025年3月期決算によると、営業収入(売上高に相当)は520億1,300万円(前期比4.1%増)と2年連続で過去最高を記録したが、前期の黒字から一転し、23億9,000万円の当期赤字を計上した。円安や人件費高騰の影響を受け営業費用が増加した結果、営業利益は8億5,900万円(同51.4%減)、経常利益は8億1,800万円(同46.0%減)と減益となった。利用率は76.4%(前期は70.5%)。
26年3月期については、営業収入が566億円、営業利益が9億円、経常利益が4億円と、引き続き増収減益になるとの見通しを示した。
ソラシドエアと同じく持株会社(株)リージョナルプラスウイングス(東京都大田区)の傘下にある(株)AIRDO(札幌市中央区)は25年3月期決算で増収ながらも減益となった。リージョナルプラスウイングスの25年3月期連結決算は1,052億7,800万円(同3.7%増)、当期赤字が5億2,300万円(前期は41億4,300万円の黒字)。
また同日、ソラシドエアおよびリージョナルプラスウイングスは高橋宏輔代表取締役社長が退任し、山岐真作東京国際空港ターミナル(株)常務取締役が就任すると発表した。それぞれ6月23日、25日に開催予定の株主総会および取締役会で決議される予定。高橋氏、山岐氏ともに両社の筆頭株主である(株)日本政策投資銀行の出身で、山岐氏は16年から19年まで同行九州支店長を務めていた。
【茅野雅弘】
関連記事
2025年5月21日 12:30
2025年5月13日 16:00
2025年5月9日 10:30
2025年5月28日 18:00
2025年5月28日 17:30
2025年5月20日 15:30
2025年5月28日 10:00