トラストホールディングス、25年6月期決算 減収減益

 8日、トラストホールディングス(株)(本社:福岡市博多区、山川修代表)は25年6月期の連結決算を発表した。それによると、売上高は128億8,700万円(前期比5.9%減)、営業利益は5億2,900万円(同21.6%減)、経常利益は4億7,400万円(同21.8%減)、当期純利益は3億4,500万円(同2.3%増)で、減収減益となった。

 主な決算要因をセグメント別に見ていくと、駐車場事業では大型既存駐車場の解約により車室数が減少したものの、新規オープン数は順調に増加し、売上高は70億200万円(同2.5%増)となったが、地代や人件費の高騰で営業利益は2億6,300万円(同34.3%減)となった。また不動産事業では既竣工マンションは完売したが、新築3棟の一部引き渡し未達などにより売上高は34億8,600万円(同25.1%減)、営業利益は1億2,400万円(同49.6%減)となった。これら以外の、駐車場等小口化事業、メディカルサービス事業では増収や黒字転換を果たすなどしたが、主事業での減益が大きく響いた。

 来期(26年6月期)の業績予想については、売上高は140億円(前期比8.6%増)、営業利益は4億5,000万円(同15.1%減)、経常利益は3億1,000万円(同34.7%減)、当期純利益は2億円(同42.2%減)で、増収減益を予想している。

【寺村朋輝】

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