ロッテがホテル運営会社設立 福岡も候補地に34年までに20施設目指す

 (株)ロッテホールディングス(東京都新宿区、玉塚元一代表)は2日、韓国ロッテグループの(株)ホテルロッテ(韓国ソウル市、Jung Hosuck CEO)と共同で、新会社(株)LOTTE HOTELS JAPAN(東京都新宿区、福井朋也代表)を設立したと発表した。

 ロッテグループは韓国やアメリカ、ロシアなど世界7カ国で、ラグジュアリー、レジャー向けリゾート施設を中心に計39ホテル(客室数:1万4,135室)を展開しており、日本ではロッテシティホテル錦糸町(東京都)、ロッテアライリゾート(新潟県)を運営している。

 出店計画では、東京、大阪、沖縄で直営の旗艦店の出店を検討する、韓国からの観光客が多い福岡のほか、札幌、金沢、名古屋などが候補地に上がっており、2034年までに20ホテル(同4,500室)を目指すとした。

 運営方式については、マネジメント・コントラクト(MC)で、オーナーから運営を受託する方式を軸に進めるという。

 2024年の訪日外国人旅行者数は3,687万人で過去最高を更新(観光庁)。うち、韓国人が23.9%と最多を占めた。

【茅野雅弘】

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