27日、(株)大分銀行が2026年3月期中間決算の業績予想を上方修正した。株式等売却益や有価証券利息配当金が当初見込みを上回ったことが主因だ。連結経常収益は前回予想396億円から446億円へと12.6%増額し、経常利益は56億円から66億円へと17.9%引き上げた。中間純利益も38億円から44億円へ上振れとなった。個別ベースでも同様に増額修正しており、経常利益は51億円から60億円、中間純利益は35億円から40億円まで改善させた。
通期業績予想の修正は現時点で実施していないが、11月10日に予定される第2四半期決算発表で改めて示すとしている。同行の資産運用収益環境が改善傾向にあり、上期の収益面ではプラスに作用したかたちだ。
一方で、同行および連結子会社の保有する満期保有目的債券において、有価証券含み損が顕在化している。26年3月期第2四半期末時点の含み損総額は37億2,200万円で、25年3月期の連結経常利益比33.6%、当期純利益比49.3%に相当する。対象債券の帳簿価額421億7,600万円に対し、時価は384億5,300万円まで下落した。
ただし、同行はこの含み損が業績におよぼす影響はないとしており、見通しへの変更も行っていない。
【寺村朋輝】
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