筑邦銀行、26年3月期中間決算の業績予想を上方修正

　27日、（株）筑邦銀行（福岡県久留米市、鶴久博幸頭取）は、最近の業績動向を踏まえ、2025年5月公表の26年3月期中間業績予想を上方修正した。

　連結ベースの経常収益は約107億4,500万円とし、前回予想の約97億5,000万円から10.2％増へ引き上げた。経常利益は約5億9,500万円で12.2％増、中間純利益も約4億2,500万円で21.4％増に上方修正した。

　個別業績も堅調で、経常収益は約73億2,000万円とし、前回予想比12.7％増。経常利益は約6億1,500万円と23.0％増、中間純利益は約5億円で25.0％増を見込む。

　同行は修正理由について、貸出金利息や有価証券利息配当金の増加による資金運用収益の増加に加え、株式等売却益が想定を上回る見通しとなったためと説明している。一方、与信関連費用はやや増加傾向となるものの、その他収益面が補うかたちとなった。

　通期業績予想については、26年3月期第2四半期決算発表時に改めて開示する予定。

【寺村朋輝】