三味（333）宮下サンタが届けるXmasプレゼント 女性・子どもに福岡発祥トマトラーメンとリゾット無料提供

　福岡県と佐賀県で8店舗の元祖トマトラーメン店を運営する（株）三味（333）は、2025年12月24日、25日にかけ、全店舗で「タダクリスマスキャンペーン」を実施する。対象はすべての女性と、赤ちゃんから未就学児、大学生・専門学生までの学生。来店時に合言葉を伝えるだけで、「元祖トマトラーメン」や〆のチーズリゾットを無料で楽しめるという、思い切った内容だ。対象者1人あたりの提供額は最大で約1,000円相当となり、福岡・佐賀県内に展開する全店舗が対象となる。

　企画の背景にあるのは、物価高が続くなかで「せめてクリスマスくらいは、温かい食事で笑顔になってほしい」という思いだ。とくに影響を受けやすい若年層や女性、子育て世代に向け、財布を気にせず外食を楽しめる機会をつくることを狙った。キャンペーンは、クリスマス本来の「分かち合い」や「思いやり」を、食を通じてかたちにする試みでもある。

「食」を通じた、三味流の社会貢献

　宮下代表は、学生時代にクリスマスを華やかに過ごせなかった自身の経験を振り返り、「特別な日だからこそ、誰かに喜んでもらえる存在でありたい」と語る。今回の施策は単なるサービス提供ではなく、隣人へのささやかな奉仕と喜びの共有を実践するものだ。未来を担う若者や、日々忙しく過ごす女性たちが、出費を気にせず笑顔になれる時間を届けたいという思いが込められている。

　三味の看板商品であるトマトラーメンは、リコピンによる抗酸化作用など健康面での評価も高く、比較的低カロリーである点から、とくに女性客の支持を集めてきた。17年から継続している「学割トマトラーメン」では、若年層のリピーターを着実に増やしており、今回のキャンペーンは、そうしたファンへの“クリスマスサプライズ”ともいえる。

人に寄り添う店づくりと、宮下代表の原点

　元祖トマトラーメン三味（333）は、女性や子どもが安心して利用できる店づくりにも力を入れている。全店舗で配布している「子育て応援カード」では、育児支援割引などの特典を用意。学割サービスも充実しており、小学生から大学生までを対象に、トマトラーメンを税込330円という手頃な価格で提供している。子連れの家族や学生にとって、日常使いしやすい存在だ。

　こうした取り組みの根底には、宮下代表の人間味あふれる経営哲学がある。幼少期、シングルマザーとして家庭を支えた母親の背中を見て育ち、現在は4人の子どもを持つ父親でもある。家族への思い、働く人への敬意、そして「人間らしい営み」を何より大切にする姿勢が、三味（333）というブランドの温度感をかたちづくってきた。

　だからこそ今回、利益や効率だけでは測れない“クリスマスサプライズ”が生まれた。宮下氏の人生観と経営姿勢が、そのままかたちになった取り組みといえるだろう。

　全国のテレビメディアでも多数取り上げられている三味（333）の元祖トマトラーメン。直近では、博多駅東店が11月2日放送の【坂上&指原のつぶれない店】「24時間繁盛店」コーナーで紹介された。話題の人気店が用意するクリスマスプレゼントに、足を運んでみてはいかがだろうか。

【松本悠子】