25年の新設住宅着工、過去20年で最も少ない約74万戸

 国土交通省は1月30日、2025年1年間の建築着工統計調査報告を発表した。それによると、新設住宅着工戸数は前年比6.5%減の74万667戸となり、3年連続の減少となったことが分かった。これは過去20年で最も少ない着工戸数であり、住宅市場の低迷を印象づけるかたちとなった。

 25年の内訳は、持家(注文住宅)が 同7.7%減の20万1,285戸で4年連続の減少だった。貸家(賃貸住宅)は同5.0%減の32万4,991戸で3年連続の減少。分譲住宅は同7.6%減の20万8,169戸でこちらも3年連続の減少となっていた。分譲住宅のうち、マンションは同12.2%減の8万9,888戸で、一戸建ては同4.3%減の11万5,935戸。いずれも3年連続の減少となった。

 25年はすべてのカテゴリで前年を下回ったことになるが、これは物価高や資材価格の高騰などによる住宅価格上昇、住宅ローン金利の上昇傾向などが住宅需給マインドを低下させたことによるものと見られる。

福岡県の総着工戸数は前年比0.4%減

 福岡県における25年の新設住宅着工戸数は全体で同0.5%減の3万5,014戸。内訳は持家が同6.9%減の7,100戸、貸家が同3.0%増の1万8,030戸、分譲住宅が同7.0%増の9,797戸であった。分譲住宅のうち、マンションは同20.1%増の4,897戸、一戸建ては同3.0%減の4,883戸となっていた。また、九州(沖縄を除く7県)の総着工戸数は同9.1%減の7万3,329戸だった。

 なお、25年12月の全国の新設住宅着工戸数は前年同月比1.3%減の6万2,118戸。福岡県における新設住宅着工戸数は全体で同9.2%増の3,132戸で、内訳は持家が同2.2%増の640戸、貸家が同18.5%増の1,705戸、分譲住宅が同3.6%減の768 戸(うちマンションは同0.8%増の388 戸、一戸建ては同2.6%減の380 戸)だった。九州の12月の総着工戸数は同1.7%減の6,072戸となっていた。

【田中直輝】

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