二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(40)~サーバントリーダーシップとの矛盾
世界的な奉仕団体である『ライオンズクラブ』。その慈善運動は社会的に広く認知されている。ところがライオンズクラブの複数の会員から「福岡地区=337-A地区には問題がある」との情報が入ってきた。本来国際奉仕団体としての活動は名誉栄達ではなく、純粋な社会貢献にある。
ライオンズ国際協会337-A地区元ガバナー
二場安之氏
4月11・12日の両日、北九州市で開催される年次大会において、別府氏の「337-A地区」ガバナー就任が承認される予定となっている。しかし、正式な就任は7月からであり、現在は承認前の「第一副地区ガバナー」という立場に過ぎない。
ところが別府氏は、ライオンズの九州沖縄地区「337複合地区」の議長職にこだわり、現職ガバナーを差し置いて自分がやると名乗り出た。
既報(二場元ガバナーの権勢の栄枯盛衰物語(36))のように、所属する福岡博多ライオンズクラブ内では、別府氏の姿勢に疑問の声が上がっているほか、4月3日の元ガバナー会では、別府氏ではなく現「337-A地区」ガバナーの松村誠氏を推薦する決定が下された。
この決定に対し、別府氏は不服を申し立てる文書を「337複合地区」のガバナー協議会議長・武永健治郎氏宛に送りつけた。
※別府氏から337複合地区議長への抗議文
ある元ガバナーは、「この文書には、別府氏が表側で見せる姿勢と相反する独善的姿勢が表れている」と語った。表向きの顔と実際の行動に乖離があるからこそ、出身クラブ内からも批判の声が上がっているのである。
年次大会前で正式な就任も決まっていない中、6日になって、ネット上に別府氏がガバナーとしての挨拶文を掲載したホームページがあることがわかった。
「エレクトにもなっていないのに、公開することはおかしい」(前述の元ガバナー)との指摘もあるが、その内容は一見すると真摯で謙虚なものだ。
https://www.hb337a.com/governor-ts.html
私は耳を大きく口は小さくして、ライオンの皆さんとの信頼関係を重視して、サーバントリーダーシップを目指してまいります。(中略)
それぞれの地域や世界で困った人たちに寄り添い、思いやりのある奉仕の種を播いてより良い社会づくりを目指します。
見返りを求めず、当たり前のこととして、人にやさしく思いやりを持って奉仕することが大切なことだと考えます。
奉仕する者には、徳を積むことを与えられるのではないでしょうか。
サーバントリーダーシップとは、リーダーが「支配者」ではなく「奉仕者(サーバント)」としてメンバーに寄り添い、彼らの成長と成功を最優先に支援することで、組織の目標達成を目指すリーダーシップのことを意味する。
ライオンズクラブ「337-A地区」の場合、地区ガバナーがリーダーである。挨拶で述べていることは至極もっともなことだが、福岡博多ライオンズクラブの今年度の第一副会長を務める平河光広氏は「自分がこう決めたんだというのが先で、あとはもう後付け、理事会に諮ることなく、自分で決めて、それを後付けで。そういう風習がずっと今まである」と別府氏の姿勢を批判していた。
元ガバナー会で話し合われ、決定したことを覆そうとしているのは、ホームページに掲載している「見返りを求めず」「人にやさしく」という言葉とは裏腹だ。複数の元ガバナーなどからは、別府氏がガバナーに就任した場合、サーバントリーダーシップどころか強権的な独裁体制になるのではないかと危惧する声が上がっている。
そして別府氏が複合地区の議長にこだわるのは、二場氏の国際理事立候補に複合地区の支持・推薦が不可欠であるからだとの見方をする声が聞かれるが、これまで紹介してきたように「337-A地区」と「337複合地区」に基盤構築を進めてきたことを考えてもあり得ることだろう。
実権掌握を目前にしながら、思わぬ反対を受けた別府氏と二場氏。両者が焦りを募らせていることは間違いない。
(つづく)
【近藤将勝】









